2019.1.19(Sat) GUIRO@金山ブラジルコーヒー

今年はちょっとがんばってGUIROのライブのことを書いてみようかなあと。続くかどうかわかりませんが…。あくまでいちファンによる記録と記憶と感想と想像、ということをふまえて読んでいただければ。


2019.1.19(Sat)
MUSIC FROM THE MARS / GUIRO Vol.3」@金山ブラジルコーヒー(名古屋)
w/MUSIC FROM THE MARS(出番2番目)

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エチカ
あれかしの歌
ハッシャバイ
東天紅
アバウ(Pt.1)
ゆれる太陽~
山猫
祝福の歌
銀河

高倉・厚海・牧野・亀田・西尾・あだち・光永の7人編成



MUSIC FROM THE MARS / GUIRO Vol.3」と題したこの日のライブ。その名のとおり、MUSIC FROM THE MARSとの対バンシリーズ第3回。ちなみにわたくし2006年に下北沢モナレコードで開催されたVol.2にも行っております(笑)

12月の東京でのツチヤニボンドとの対バンがとっても良くて、そのときのバンドメンバーに亀ちゃんも加わるとあり、楽しみにしていました。その12月のライブで、アレンジが大きく変わった曲がいくつかあって、この日もさらに変えてたような気がしました。

1曲目の『エチカ』でまず、あの聴き慣れたイントロの様子が違うことに気づく。たぶんコード進行は同じだけど、ギターもベースもあのイントロを手放したかのような旋律を描いていた(曲を聴きこみすぎてるいちファンによる印象です)。ここがこの日一番の驚きだったかな。曲全体としてはここ最近のアレンジである、少しもたったような今風のリズムが気持ちよい。キーも原曲よりあがってるよね。
そのまま続けて『あれかしの歌』。こちらも前回のライブからアレンジを大幅に変更(それまでも変化の兆しは見えていたかもしれないが、忘れてしまった)。最初からドラムがリズムを刻んでいて、歌の出だしの「あー」からコーラスが重なる。そして最初の歌のパートに、なんとなーく原曲に比べてうっすらマイナー感が足されていたというか…キーは同じだったと思うんだけど、いつもと違う雰囲気だったように聞こえた。間奏にも、牧野くんが高音で弾くギターのフレーズがあったり。そして圧巻は、曲のラスト。原曲は「Away~Away~」とコーラスを繰り返しておしまいなんだけど、歌が終わってもそのまま演奏は続き、跳ねるリズムに変わり、さらに変拍子ポリリズム?に変貌。前回の東京でこのアレンジを初めて聴いて、あまりにもかっこよすぎて、びっくりしたのを通り越して笑えてきて、演奏が大音量なのをいいことに声を上げて笑ってしまったんだ…!

『ハッシャバイ』の西尾さんの龜樂コーナー、てっきりMUSIC FROM THE MARSをネタにすると思いきや、「金山の~夜はヨ~、JOY JOYもあるし~、ペントハウスも~あるよっ」ベベンッ「女性のためのぉ~転職情報~~ぴゅあじょ~~~」ってブラジルコーヒーの窓の外に見えるものをそのまま歌ってて最高にくだらなかった。そのくだらなさに引っ張られたのか何だったのか、高倉さんがその後の歌詞の一部を忘れてしまうアクシデントが(笑)(その後に高倉さん、初めて歌詞を間違えた、痛恨、とおっしゃってた)
そんな流れから、高倉さん「金山の夜に捧げます」と『東天紅』。イントロで西尾さんがちょっとだけアドリブっぽいフレーズ弾いてたんだけど、あれ何かの曲だったのかな。うっとりするメロディにうっとりする歌。あだちさんのサックスもムーディー(ライブ全般通じてあだちさんのサックスの存在感あったー。コーラスパートをサックスで吹いたり)。この曲アウトロで各パートがちょっとづつずらして演奏するんだけど、西尾さんがいつもよりもめっちゃずらして弾いてて、周り合わせるの難しそ~って思った。

曲が終わって突然西尾さんが「思いついたんだけど、(東天紅で)あだちくんが最後にパーカッション叩くところで、みんなで『フゥ~ッ』(高い声)ってコーラスやるの」今思いついたのかいぃーー(笑) で、高倉さん半分笑って半分呆れた様子で「…じゃあ、やりましょう…」って、やってみたんだけど、これがまったくキマらなくてダメーって感じになっちゃって、会場大爆笑!!高倉さん「誰もできてない!あだちくんも(パーカッション)入れてないじゃん!」

あと何の流れか忘れたけど、光永さんがこの日着てたのが、馬場のぼる11ぴきのねこ』のTシャツ(ボーダーのTシャツにねこのししゅうがあちこちにあるめっちゃカワイイやつ)で、それを見て
高倉「3びきの…」
牧野「…もっと多いです」
高倉「…9ひきの……」
牧野「……もうちょっと多いです…」
西尾「………あ!」
高倉「また何ですか」(また半分呆れてる)
西尾「ジャイアント馬場のぼる(笑)」
ボケてボケてボケまくるこのくだり最高だったな

『アバウ(Pt.1)』もう演るのか!はや~って思った。ここんとこライブのシメ辺りで演奏することが多かったので。自分が聴いてた席のせいか、ギター2本の音がガツンとやってきて力強い印象。
そして『ゆれる太陽』~『山猫』。『山猫』も歌い出しの部分のドラムとベースがすこし変わっている。当たり前だけど光永さんとゲルさんとはちょっとづつ叩き方とか叩く場所が違っていたりで、その違いも面白いと思えるようになってきた。最初の歌パートが終わったところで亀ちゃんのシンセソロ。(自分の聴いてた位置がよくなかったのか、この日は亀ちゃんの音がすこし埋もれ気味になってしまっていてちょっと残念だった。東京のライブを見た後に「金山はこれに亀ちゃんが加わるなんて無敵じゃん!」と思っていただけに、もったいない~)
「鳥の群れは幻か」のあと間奏入る前のブレイクのところで、光永さん雄叫びあげてたの、あれなんだったの?!かっこよかったなあ…!(東京のライブの時も、この曲の西尾さんのソロ部分で叩いてるときに雄叫びあげてた) その後、牧野→厚海→西尾→あだち(サックス)とソロ回し。特に西尾さんのソロが凄まじすぎて(でもめっちゃ笑って弾いてた!)、そして西尾さんのソロの合間を見つけて亀ちゃんが何度かシンセでフワ~ンって音入れてたのが的確すぎて唸った。

MARSとGUIROの対バン2回目の「MUSIC FROM THE MARS / GUIRO Vol.2」のときに、光永さんがいたバンドが前座で出ていたことに今日気づいたという話。光永さんも今日思い出したって。

これね。
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高倉「また、4回5回とやりたいね」
西尾「5回目くらいに前座で出たいな(笑)」
高倉「俺と賢さんでやろっか」
西尾「高倉賢」
会場爆笑
西尾「その日のために唐獅子牡丹を背負って生きます。♪からじし~ぼたん~~」
高倉「次の曲に行きにくいよ!(笑)」
牧野「今日賢さん調子いいですね」
西尾さん絶好調♪(演奏もおしゃべりも爆走w)

ちなみに高倉賢と聞いて、これが思い出された…(2017年2月3日「節分龜樂」@空色曲玉)
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気を取り直して、たしかに次に行きにくい(笑)『祝福の歌』。元々は義朗くんが作って歌っていた曲で、去年辺りからGUIROでも演奏するようになった。この曲では高倉さんのを借りて義朗くんがギターを弾いている。ゆったりとしたサンバのリズムの曲。去年は雰囲気が似ている『三月の水』のカヴァーとよくセットで演奏されていた。
最後の曲は『銀河』。キー高くなった?この曲、ジワジワ盛り上がっていくさまがほんとタマランのですが、最近のアレンジではラスト辺りにバックの演奏がドラムとパーカッションだけになって、メンバーみんなで「ラララーヤーエー(ヒアリングなので正確ではないかも)」って歌うとこが最高で、ほんと座って見てるのウズウズしすぎた!ここいつの日かみんな踊って大合唱になるといいな~!

GUIROの出番が最後になるライブは、ワンマンを除いてはいつ以来かな?って感じだったので、久々のアンコールチャンスだ!とばかりに手を叩いたものの、高倉さん「アンコールはありません、すみません」(エー)。
しかしなぜかMARSのメンバーたちがステージに出てきている。と、始まった「♪ハッピーバースディートゥーユー」。え?誰の誕生日?「ハッピーバースディーディア、健太ー!」と、高倉さんがブラジルコーヒー店主の角田健太くんを呼ぶ。この日誕生日だったそう!カットケーキにロウソク、そしてクラッカーがパーン!と、みんなでお祝いしました。主役の角田くんは変顔でふざけていましたけどね(笑)。


気心しれたMARSとの対バン、地元ならではのリラックスムード、MCもゆるゆるではありましたが(たのしいから良い)、客席も盛り上がってとても熱いライブでした!
この勢いのまま、そろそろワンマンでライブが見たいなあって思っちゃいました。KDハポンやブラジルコーヒーの親密なムードで見るのはもちろん大好きだけど、キャパ的にはぼちぼちしんどい気も…ぎゅうぎゅうではなくほどよく踊れて、音響がよいハコで…(はて、合いそうなとこ名古屋にあったかな~…)。ぜひともご検討お願いしたい~。

次のライブ「森、道、市場」までないのつらいっす~でもいまGUIROはどうやら録音をしているみたいなので、どうかがんばってください!気長に待ってま~す。

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