2019.6.2(Sun)GUIRO@森、道、市場(SAND STAGE)

愛知県蒲郡市にある海浜公園と遊園地を舞台にした音楽とマーケットのフェス「森、道、市場」。毎年1組は必ずお気に入りのミュージシャンが出演し、フェス自体の雰囲気も好きなので、去年まで5年連続で行っておりました。
毎年ここにGUIROが出ないかなーと思っていたのですが、今年ついに念願叶い第1弾の出演者発表に名前が!やったー今年も森道行き確定!と喜んでいたら、追加発表でKIRINJIやカーネーションyojikとwandaの出演も発表され、結局今年は全日程3日間とも行くことになってしまいました…(笑)


2019.6.2(Sun)GUIRO@森、道、市場(SAND STAGE)
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アバウ(Pt.1)
ノヴァ・エチカ
あれかしの歌
三世紀
COQUI
祝福の歌
銀河
山猫


高倉、厚海、牧野/亀田、西尾、あだち、光永
7人編成


そんな森道3日目。GUIROと親交の深い音楽ライター松永良平さんのDJを朝イチで30分ほど楽しんでから、海辺にあるステージへ。天気は曇り。晴れてほしかったなあと思わなくもないけど、暑すぎず野外で過ごすにはちょうど良いお天気でした。この日は会場で新譜『A MEZZANINE/あ・めっざにね』の先行販売があるということで、開演前に早速ゲット。
そしてステージ前で開演を待ちます。リハの様子も見てみたかったけど、残念ながら朝早くに終わっていた模様。GUIROが出演する「SAND STAGE」は森道の中では中規模のステージで、海辺に面した場所にあります。お客さんは砂浜で鑑賞し、演者は目の前に海を見ながら演奏するという夢のようなロケーションなのです。


11時20分ライブスタート。
最初から『アバウ Pt.1』でがつんと。アウトロの曲が終わる直前のフレーズ、牧野くんのギターかっこよかったな~!
高倉さんから挨拶。「気持ちいいですね。海の近くで、天気も曇りで暑すぎなくて」みたいな話。
『ノヴァ・エチカ』(高倉さんは『エチカ』とおっしゃっていたけど、アレンジがノヴァの方だったのでこっちのタイトルで書いておきます)。ハンドマイクで身体を揺らしながら歌う高倉さん。ハンドマイク姿もだいぶ見慣れてきました。
『あれかしの歌』は最近演ってるアレンジ変えたヴァージョンで。曲のラストでリズムが変わるところ、また雰囲気変わってたな。たしか新たなコーラスが入ってました。

高倉さん「わたくしごとですが、新しいアルバムが出ました。本日この森、道、市場から発売します。」と。そんな「わたくしごと」なんて恐縮しなくていいですよ~!「タイトルは『あ・めっざにね』。英語も同じ綴りなんですが、有名なクワガタのジャケットのアルバムと一緒になってしまうので、ラテン語読みで。」
クワガタのジャケット、これね。

Mezzanine

Mezzanine


「その中に入っている曲を演ります」と、はじまった何やら不穏な雰囲気のイントロ。わわ、これがアルバムでただ1曲これまで聴いたことがなかった『三世紀』なのか…?!不穏な雰囲気を湛えつつ、なんだかプログレみたいな読めない展開、でもかっこいい、混沌のうちにさらに驚くべき出来事が。高倉さん、曲の途中でポエトリーリーディングみたいなことをはじめた…!エッエッこれ一体どうなってんの?!?!演奏もどんどん盛り上がってゆく。うわあなんじゃこりゃああ!!!……という間に曲おしまい。
これが、GUIROのこれまでにない雰囲気のとんでもない新曲を、いきなりライブで聴いてしまったいちファンの感想の全てです………

さらに「次はピアノの西尾さんが作った曲です」と、またもや初めて聞く曲が。おしゃれでおおらかな明るい雰囲気の曲。西尾さんのジャズっぽいピアノソロもあったりで、インストにちょっと歌が入る曲って感じ。そして、合間にみんなが口々に高い声でおどけて「ポッピッ」みたいな声を出している。亀ちゃんもシンセで「ポッピッ」って音を出している。
「『こき』という曲でした」と紹介があったのだけど、そのときは「古希」しか浮かばなくて…。ライブのあとにTwitterで話題にしたら、西尾さんからこの曲のことを直接教えていただきました。あれ、みんな鳴き声のものまねをしていたんですね~。
↓鳴き声を聞いたら、亀ちゃんが一番ものまね上手かったってことに気づいた(笑)


ここで牧野くんの物販&告知トーク。牧野くん告知担当になったのかな。Tシャツの宣伝(当日牧野くんがグレー、義朗くんがチャコールを着用していた)。そしてツアーの告知。東京、塩屋、大阪と日程を紹介し、最後の名古屋の日程が出てこなかった牧野くん。すると、義朗くんが「まあ、気になる方はググってください」牧「そんな、今までの努力を無駄にするようなこと言わないでください(笑)」義「Twitterもありますしね」牧「GUIROTwitterアカウントは、g、u、i、r、o………なんでみんな突っ込んでくれないんですか…!(笑)」

次は『祝福の歌』。義朗くんが高倉さんのギターを借りて演奏するために、高倉さんと位置を変更していた。曲が終わってお互い元の位置に戻るときに、すれちがいざまに低~い位置での軽いハイタッチをするふたり。義「初めてハイタッチしましたね」高「ハイでもない…」義「ぎこちない(笑)」
ここでメンバー紹介してたかな?高倉さん、あだ麗さんを紹介するときに新譜『アルビレオ』が出る話をされていました。

『銀河』、野外で盛り上がれて嬉しかったなあ!砂浜でみんなが身体を揺らしている様子、気持ちよかった~。
高倉さん「次で最後の曲です。海の近くで演奏するのが夢でした。うれしいです。ありがとう森、道、市場!」
キラーチューン『山猫』で最後!各メンバーのソロ回しもかっこいい。1月以来約半年ぶりのライブ、あっという間に終わってしまった…


アルバム収録の新曲や、今まで聴いたことのない西尾さんの曲がいきなり演奏されたり、定番の『ハッシャバイ』がなかったことでも、攻めたセトリだったなあ、と。全体的にアッパーな雰囲気の選曲で、アルバム収録の『東天紅』もこの日は演奏されなかったですね。これはツアーに期待、ということかな。そう、ツアーへの期待がますますあがるライブでした。
終演後、振り返るとお客さんもたくさん集まっていて、物販には長い長い列ができていてびっくり。この日新たにGUIROに出会って気に入ってくれたひともいたらいいな。