LOOKについての四方山話(その2)

1-1 BOYS BE DREAMIN’(1985)


LOOKを好きになったきっかけは、デビュー曲『シャイニン・オン 君が哀しい』でした。
シングル盤のジャケット。曲のイメージと違いすぎるw

Wikipediaによるとシングル盤は「1985年4月21日にEPIC・ソニーから発売された。」「協和発酵「サントネージュワインクーラー」のCMソングに起用された。発売当初は低調な売り上げだったが、同年7月11日にTBS系「ザ・ベストテン」のスポットライトのコーナーに出演後、徐々にランキングを上げ8週間に渡りランクインし、20万枚を売り上げた大ヒット曲となった。」同年の「ザ・ベストテン」年間ランキングでも30位に入っているそうです。


当時のわたしは中学2年生。歌謡曲っ子だったので「ザ・ベストテン」「ザ・トップテン」「夜のヒットスタジオ」を毎週欠かさず見て、さらにラジオのランキング番組もAM、FM問わず聞いていました。なのでおそらくテレビかラジオで耳にしたのだと思います。
ちなみにこの頃並行して夢中になっていたのはC-C-B。小学6年生ごろから好きだったチェッカーズは、あまりにも人気が出すぎて熱が冷めかけていた頃でした。


本格的にファンになったのは1985年8月末。なぜわかるかというと、この時期に初めてLOOKの絵を描いたから(笑)。小学生時代から好きな漫画をパクったような漫画を描いていて、中学生の頃はお気に入りのあれやこれやを漫画で描き綴ったノートを友達に回覧しており(中学生…)、そのノートにイラストを描いたという記録が残されております。(何に残されていたかは後述)
ザ・ベストテン」にランキングされていた時期とちょうど重なり、なるほど納得。毎週出演することに喜びつつも、8〜10位辺りでウロウロしているのを毎週見てはいつランク外に落ちるのではとハラハラしていたのを、これ書いているうちに蘇ってきました!


『シャイニン・オン 君が哀しい』はとにかく曲の美しさに惚れました。転調を多用したドラマティックな展開がとても新鮮で、今まで出会ったことのない曲だと。
LOOKというとまずヴォーカルの鈴木とーるのハイトーンヴォイスが取り上げられがちですが、わたしはあくまで曲を好きになったのです(もちろん、とーる君の声と歌唱もそのドラマティックさを加速させているのですが)。作詞作曲は千沢仁(ちざわまさし)。サングラス姿でピアノを弾き、この曲ではコーラスも担当。山本はるきちはシンセ担当。音大出身、プログレバンドのドラマーだったという前歴。わたしにとっての元祖メガネ男子!そしてサビ前の「♪君がいなけりゃ So Cry」の「クラアーーーィ」に重なるサックスを吹くのはチープ広石。当時はまだ珍しかったモヒカン頭のファンキー野郎。
と、さりげなく4人のメンバー紹介を織り交ぜてしまいました。この4つのバラバラな個性もLOOKの大きな魅力のひとつでした。


おそらく「ザ・トップテン」出演時

LOOK - 「シャイニン・オン君が哀しい」 LIVE (2)



ラジオのエアチェックテープでは飽き足らず、音源を手元に置いておきたいと思い、シングル盤を先に求めたのかそれともいきなりアルバムを買ったのか、それは覚えがありませんが、いずれにせよ『シャイニン・オン』に留まらぬ彼らの音楽性に一気に魅了されるのでありました。(続)


つぎの話→ LOOKについての四方山話(その3)…1-2 BOYS BE DREAMIN’(1985)


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80年代後半に活動していたバンド「LOOK(ルック)」について、2016年に回想し、少しながい文章を記しています。
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詳しい説明はこちら → 「LOOKについての四方山話」について