2012.9.22-23 神戸・六甲山・宝塚

母との旅行だったため、母の希望を優先。いつものようにあちこちという感じではありません(笑)


◆にしむら珈琲三宮店

神戸の老舗喫茶店。本当は本店へ行きたかったけど、母は足が弱いため坂登りとなる本店ではなく、駅前の店舗を選びました。でもここでも充分レトロな雰囲気は味わえます。

トアロードデリカテッセンのハムをトーストにのせたバスケットランチを2人でシェア。トーストに塗ってあったからしはもうちょっと控えめがよかった。コーヒーは想像していたよりもすっきりした味わい。


◆六甲山

三宮から電車・バスをのりつぎ、六甲山の玄関ケーブルカーのりばへ。
ケーブルカーからさらに周遊バスで山の上をめぐります。

途中、高山植物園に入りました。迷彩柄のようなナツツバキの幹が印象的。
山頂(かな)の「六甲ガーデンフィールズ」は、展望スペースにショップやカフェが建ち並ぶところ。景色だけじゃお客さんを呼べないから作ったって感じの場所でしたが、なんだかテーマパークやアウトレットモールみたいでちょいと違和感…。

アートな展望台「六甲枝垂れ」にも行ってみました。曇っていたせいもあるけど、景色を楽しむよりもこの施設自体を楽しむ感じなのかな?と思ったり。昼間より夜のライトアップの方がより雰囲気はよいかもしれません。

たぶんこれは昔からあるお店。(入ってません)


神戸元町別館牡丹園

六甲山から神戸の街に戻り、しばらく街を散策した後、夕食のお店へ。母は食も細く半人前ぐらいの量しか食べられないため、中華であれば分けて食べられてよいだろうと思い。エルマガジンのムックで美味しいと紹介されていたこの店に。
揚げワンタンがおすすめとネットで見たので、Sサイズを頼んでみたら、なんとこんな量で出てきてしまいました。しかもでかい。ひとつがげんこつぐらいの大きさ!

思わず「これSですか?」と聞いちゃいました(笑)。これがSならLサイズは一体どんなことになっているのか…。それから五目焼きそばを注文。

揚げワンタンはやっぱり食べきれず残してしまいましたが(無念)、母はふだん食べないような中華を食べられた(中華といえばラーメン、唐揚げ、チャーハンなイメージ)と喜んでいたのでよかった。


宝塚大劇場
はじめての宝塚。こういう機会じゃなきゃ自分からは行かないだろうし、一生に一度は体験しておくのもよいかなと。杉浦さやかさんの本で紹介されていたりで最近ちょっと興味はあったのです。たぶんミュージカル嫌いだった若い頃だったら絶対に行くことはなかっただろうけど、年齢を経て、受け入れられるような余裕ができたんだろうか(笑)。
母は宝塚は初めてではなく、なんとハタチの時に宝塚まで見に行ったそうだ。その後は地元の劇場で何度か観たことはあったらしい。

宝塚大劇場は宝塚の専用劇場。中にはみやげもの屋や飲食店などショップも充実。郵便局や衣装を着て記念撮影ができるスタジオまである。母は、とにかく劇場の大きさ、人の多さに驚いていた。40ウン年前に来た時とは大違い!って(笑)。
演目は『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』。なんと、銀英伝ですよ、あの!って言っても、私は高校生ぐらいの時に同人やってた先輩がハマってたとかラインハルトと紅茶大好きヤン・ウェンリーの名前を知ってるという程度の知識しかないのですが…。
演目がこれだとわかった時点での一番の心配は、母が内容についてこられるかということ。「SFみたいな内容だよ」と伝えると、あっさり「なんでもいいよ」と。

開場。ホールのロビーに入っただけでなんだか気分があがります。

2階席が全体を見渡せておすすめとのことで、2階席の真ん中ぐらいの列の一番前中央付近のA席にしました。さすが専用劇場、とてもみやすい。椅子に座ると前の人の頭も見えず舞台に集中できます。オーケストラピット、花道と舞台施設も充実。


開演。二つの国の戦争を軸に、それぞれの国の内紛なども描き、話は非常に重層的。関係図の映像を映しながら、二つの国のどちらにも属さない商業国家の人物に状況説明の役をさせたりと工夫もされていましたが、こっちはなんとか話の流れについていく感じ。
戦闘シーンはどうするのか?軍隊の話なので娘役の出番はほとんどないのでは?と見る前はいろいろ疑問がありましたが、こちらも工夫がされてましたねー。銀河帝国は貴族社会なので華やかなドレスが登場する舞踏会のシーンもあったし、宇宙が舞台となっているものの話自体は人間中心の戦争歴史物語なので、思ったよりも違和感なく見ることができました。戦闘シーンがダンスと歌で表現されていたのがやはりというかちょっとおもしろかったです。訓練だ!と言っていきなりみんなで踊り出したりとか(笑)。
あと、驚いたのが舞台セットの早替え。シーンが多く舞台チェンジが頻繁になされるのですが、気がついたら次のシーンのセットになっている。役者はセットの階段を利用して舞台を上下し、花道も含め奥行きも利用。客は舞台のあちこちを見ることになりとにかく飽きさせない。



幕間は30分間。昼食は劇場に向かう途中で買っておいたルマンの玉子サンド。役者さんへの差し入れとしても人気のサンドイッチだそうです。スクランブルエッグとゆでたまごのダブル使いでたまご好きにとっては至福の味でした〜。
劇場内でもお弁当が売ってますが、劇場内のレストランのランチも予約できます。でも、幕間の30分で食べるのはけっこう厳しいのでは…(苦笑)。
ちなみに母に話がわかるかどうかたずねてみたら、案の定「よくわかんない」とのこと。「でも、ベルばらといっしょでしょ」と(笑)。


第2部はさらに話の展開が早く、ラストは「ここで終わり?!」という感じだった。やはり大河小説をこの舞台ひとつにおさめるのは難しかったか…いやいや、理由があるのです。それは、宝塚の舞台の最後にはレビューがあるから!
音楽が明るいものに変わり、名物のラインダンスや男役・娘役に分かれての群舞、主要キャストによるソロダンス。そして最後はキャストが次々に舞台に。ラストを飾るのは大羽を背負った男役トップ!これぞタカラヅカ
エンターテイメントとして普通に楽しめました。体験できて良かったです。母も、話はわからなかったけど最後のレビューを見られただけでも満足だって言ってました。よかった(笑)。

終演後の様子。すごい人!


手塚治虫記念館

宝塚の近くに宝塚市立の手塚治虫記念館があります。広い施設ではないけど、展示物はなかなか見応えがありました。

ミュージアムショップでヒョウタンツギのひょうたんづくし手ぬぐいを購入。かまわぬとのコラボです。