ストライプの切り替えフレアースカート

たまたま副資材を買いに大塚屋へ行ったら創業祭の期間中。いつも眺めるのみの2F高級品コーナー(しかも入り口付近のリバティしか見ない)に寄ったら、2mで1,000円という超破格の高級布を発見!! シルクとテンセルの混紡で細いストライプの織りが入っている。ストライプの柔らかい生地が手に入ったらぜひ作ってみたいスカートがあったので、ほくほくしながら購入。
テキストはこれ。

美しシルエットのスカート──5サイズの実物大型紙つき

美しシルエットのスカート──5サイズの実物大型紙つき

しかし、あろうことか後ろスカートを表裏逆に裁つという痛恨のミス…!前スカートをパーツごとに縦方向と横方向にはぎ合わせ、ヨークまで斜めに切り替えた左右アシンメトリーな形なのに!同じ布が残っていることを願って再度大塚屋へ行くも、やはりバーゲン品のため既に売り切れ…。ショックで制作を断念しそうになりましたが自己流で型紙を作り直し、シンメトリーな形に直して作ったのがこれです。光沢のある布は写真がうまく撮れない…。


これだけ薄い布を仕立てるのは初めて。
裁断時は床に新聞紙を重ねて敷いて、布を広げ型紙をおもりで固定。家中のペーパーウエイト総動員+台所から未開封の缶詰とパスタ(細長くて重量もあり意外とおもりとして重宝した)も持ってきて、とにかくずれないように型紙を固定しロータリーカッターで裁断。
ミシン針と糸も薄地用のものを買ってきました。縫い目は大きめ、おさえはゆるめに。
縫い代も透けそうなので表地は袋縫い、裏地は内側に縫い代が来るように改造しました(通常は表地と外表にして合わせ、内側に縫い代が出ないようにする)。
裏地の色選びにも苦労しました。普通は表地と同じような色を選ぶのですが、同じような色だと表地の地色が沈むのです。白すぎると裏地が目立つし、それならとベージュ系にしてみたら表地の色のニュアンスが変わる。迷いに迷って薄いブルーグレーにしました。沈みすぎず、浮きすぎずな色。
あとはひたすら伸ばさないように気をつけて縫ったりアイロンをかけたりしましたが、斜め部分が多いのでどうしても伸びてしまったところもありましたね〜。
苦労の末ようやく完成したスカート。軽くてふわふわした仕上がりに着ていてうれしくなってしまいました。やっぱいい布使うと違うな〜。でもこれ職場用なのよねー(笑)