2019.6.9(日)GUIRO TRIO@常滑K&A SO-CO

シンガーソングライター大場ともよさんのバンドライブのゲストとして、GUIROが「GUIRO TRIO」を名乗って出演。ちなみにともよさんは『A MEZZANINE』収録の『銀河』でヴォーカルを取っている方です。


2019.6.9(日)GUIRO TRIO@常滑K&A SO-CO
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目覚めた鳥
アバウ(Pt.2)
(新曲) (牧野作曲のインスト)
イルミネーション・ゴールド
(新曲) (厚海作詞作曲、曲名「カーム」)
銀河 (ゲスト:大場ともよ、服部将典、みしませうこ)

高倉、厚海、牧野のトリオ編成


会場は焼き物の産地として有名な愛知県常滑市にあるK&A SO-CO。作家物の衣食住生活まわりのものを扱い、カフェも併設する、古い建物をリノベーションしたおしゃれなお店。ライブの前から気分も高まります。
GUIROはゲストということで出番は先。そういえばGUIROは常にサポートメンバーを入れバンドの形でライブをしていて、最近トリオ編成となったこの3人だけでライブをするのはおそらく初めてだったと思います。楽器も牧野くんはアコギとエレキ、義朗くんはエレベと小さめのキーボードという、普段見ることのないセッティング。高倉さんはエレキのみでした。


ライブが始まるところで、高倉さんなぜかささやき声で(あんまりしゃべらない方がいいので…)みたいなことを言ってて、あれ?高倉さん今日調子悪いのかな?と。挨拶を促された義朗くんが「GUIRO TRIOです」みたいなひとことだけ喋ったら、高(もうちょっと何かしゃべりなさいよ…!)とツッコミ。調子悪いの…かな…?(笑)

1曲目は『目覚めた鳥』。ライブで演るのは久しぶりな気がする。高倉さん歌、義朗くんベース、牧野くんアコギ。牧野くんがGUIROでアコギ弾くのも久々に見た気がしました。
最初のおしゃべりでは調子悪そうな高倉さんでしたが、歌はまあふつうに歌ってて、一体どうしたんだろうと思いながら聴いていたのですが、曲が終わり、高「歌いすぎて声が出なくなるという、歌う者としてあるまじきことが…」義「昨日10時間練習しましたからね」ひえ~。練習をする中で大変な曲があったんだけど、その大変な曲は今日やらないとも言ってました(笑)
いつもの『アバウ』も、この日はお久しぶりな「Pt.2」のゆったりアレンジで。3人ならではということかな。高倉さん歌とエレキギター、義朗くんベース、牧野くんアコギ。


またもや高倉さんささやき声で(アルバムの話して)と、義朗くんに振る。

義「ミニアルバム…って言っちゃダメなんでしたっけ?5曲入りの、フルアルバム」
高「ふつうにアルバムでいいんじゃ」
牧「中編アルバム、ですね」

義「中二階って何ですか?ロフト?」
牧「イオンとかに行くと駐車場に「M2」ってあるじゃないですか。あのMがメッザニネのMだって気づいて。英語でメザーン?ユザーン?」
高「なんでもいいわ」

高「今日は車で◯分くらいのところから来ました*1
牧「僕は1時間半くらい」
義「5時間くらい…ですね(笑)」

いつもの大所帯のライブとは違い、3人でこうしてグダグダと会話をする様子に、ようやくGUIROって3人組になったんだなという実感が湧いたのでした。こんなしょうもない(笑)点にバンド感を感じてしまってなんかすまん…


次はなんと牧野くんが作った曲を演奏するという。小鳥美術館はどちらが曲を作っているのか公表していないので、もしかしたら牧野くんの曲だと知った上で聴く曲は初めてかも…?牧「曲を作ってみんなに弾かせるのは結構いい気分ですね」義「弾くのもいい気分ですよ。高倉さんに心置きなくダメ出しができますね(笑)」牧「高倉さんに譜面を送ったんですけど、譜面に押さえるコードの指の形を書いて…*2」曲は穏やかな雰囲気のインスト。牧野くんがエレキギターでリード、義朗くんがキーボードでベース音を弾き、高倉さんがエレキギターでバッキング、というフォーメーションでした。

高「次は楽器チェンジ…カタリカタリですね。名古屋によく楽器を持ち替えるカタリカタリというバンドがいまして」義朗くんエレキギター、高倉さんベース(!)、牧野くんドラム(!!)という驚きのフォーメーションで演奏されたのは、なんと久しぶりの『イルミネーション・ゴールド』!ウワー感激!
牧野くんがドラム演奏するとこ見たの、はじめてかも~。そして高倉さんがこの曲でベースを弾くのは過去(復活前)に数回見たことがあります。たしか下北沢モナレコードのときはひざまづいて演奏してたっけ…(笑)

さらにフォーメーション変わり、義朗くんアコギ、牧野くんベース(!)、高倉さん歌、で披露されたのは、これまた新曲で義朗くん作詞作曲の『カーム』という曲。日本語で「凪」。曲は爽やかでゆったりとしたテンポ、義朗くんお得意のボサノヴァ調。歌詞はお子さんのことを歌ってる雰囲気でした。「祝福の歌」というフレーズがこの曲にも出てきた。しかしこんなに牧野くんのマルチプレイヤーっぷりを見られるとは思わなかった…トリオ編成さまさまだ~。


最後の曲は大場ともよbandから、みしませうこさん、服部将典さん、ともよさんの3人を迎え、『銀河』。ともよさんがいるから今日はこの曲やるかな?でも躍動感のある曲をトリオ編成でどう演奏するんだろう?と思っていたら、そうか、みしまさんは義朗くんのバンドでも叩いてるし、頼もしい!そして、ベーシストの服部さんは何をやってくれるんだろう?
6人で演奏する『銀河』、とても素晴らしかったです!ともよさん、7/19の名古屋ライブでも歌ってほしいなあ~*3。あと、リコーダーの吹き口部分だけをサンバホイッスルのように吹きながら、足で挟んだスプレー缶をスティックで叩く服部さんがサイコーすぎて…笑いをこらえきれない様子の高倉さんが見えちゃった🙈


3人で和やかに演奏する様子に、このトリオ編成で、待っているひとたちの元へあちこちもっともっと演奏に行けばいいのにな、と思いました。大所帯の迫力とたしかな演奏にもしびれるけど、自由度の高い3人での演奏も面白いな。まああんまりあちこち行かれると見る方も大変ですけどね…(って思ってるのわたしだけかw)
そして、先日の試聴会のときに、高倉さんがこれからは義朗くんにも牧野くんにも曲を書いてもらうって言ってたことが、早速実現していてびっくりしました。
珍しいトリオ編成のライブでしたが、和やかなムードの中にもさまざまな挑戦が垣間見えて、静かに興奮しました。これからのGUIROにいろいろと期待が膨らむ、興味深いライブでした。


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大場ともよbandはもちろん素晴らしかったです。
大場ともよさんは岐阜と名古屋を中心に活動している方なのですが、バンドメンバーは関東在住の方々(服部将典・みしませうこ・野津山智一)なので、もしかすると中部圏だけでなく関東でもライブをご覧になれる機会があるかもしれません。
『銀河』を聴いて気になった方は、ぜひ音源やライブを。
www.tomoyo-ooba.com
www.youtube.com


ともよbandのアンコールで、1曲目に高倉さんがコーラスで、最後の曲では高倉さんコーラス、牧野くんエレキ、義朗くんはほとんど吹かなかったリコーダー(笑)で参加。

そういえば、高倉さんに「ピーターさん?」と話を振られ、ボソボソと喋り始めた牧野くんのものまねが、ピーターバラカンだったということ、言われないと気づかなかった(笑)気づいたらじわじわ来たよね(笑)
あと、ともよbandのときに似てないピーターバラカンのものまねしてた服部さんな(笑)

そうだ、大場ともよbandが『日曜日のチポラ』のカヴァーを披露していたことを加えてお伝えしておきます。あれはまた演ってほしい。なんともいえない色気がありました。

*1:具体的な数字言われてたんですが一応伏せときますw

*2:高倉さんは譜面が読めない方だと伺ったことがあります

*3:…って思ってたら、6/20の東京ライブに早速参加されていました…!名古屋もお願いします