ムーミン展@おかざき世界子ども美術博物館


〜日本・フィンランド修交90周年〜 タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館所蔵 ムーミン
2009年9月5日(土)〜2009年10月25日(日)
会場:おかざき世界子ども美術博物館


本展では、ムーミン全9話の中から、タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館が所蔵するトーベ・ヤンソンムーミンオリジナル原画、スケッチなど約180点と、ムーミン谷博物館に展示され、今まで門外不出であったムーミンの立体模型(日本初公開)などを公開し、ムーミンの魅力と全貌をご紹介いたします。

これはぜひ!行った方がいいですよ〜。ほんとおすすめ。ムーミンの原作はきちんと読んだ覚えがないのですが(あらら)、チラシに掲載された線画の美しさと、ココで見たムーミンママのまるいお尻がオンパレードの習作に魅かれ、行きたい気分が一気に高まりました。
会場で実際の作品を見ていちばん驚いたのは、原画の大きさがとても小さいこと。原寸、作品によっては本に掲載されたものよりも小さなサイズで描かれているのではないでしょうか。そしてその繊細で流麗なペン画の線。巧みな闇と光の表現。キャラクターの豊かな表情。非常に見応えたっぷりで、これ本当に入場料300円で見せていただいて良いんですか?!という感じでした。
トーベ・ヤンソンフィンランドでは画家・イラストレーターとして大活躍した人物であり、雑誌『GARM』の表紙や挿絵も長年手がけていました。その絵も非常にスタイリッシュでユーモラスなものばかり。ムーミンの原型となったキャラクターをさりげなく小さく絵の中に入れることもあり、展示されている『GARM』の挿絵はまるで「ムーミンを探せ!」状態。おもしろいですよ。


グッズコーナーの充実っぷりがすごかった。ここで入場料の安さをカバーしているのかしら?
図録はレイアウトなどが今ひとつで、結局コレが一番良くまとまっていたため購入。めちゃ小さな原画を鮮明に拡大しているところがすごい。図録よりもいい印刷(笑)

芸術新潮 2009年 05月号 [雑誌]

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