07.4.7-8 鎌倉の2日間 その8

手打ちきしめんの「百苑」。実はここも岡本さんの本を見て。『今日の買い物。』よりもっと昔の『Smile Food』でも紹介してた。

きしめんはよく名古屋名物と言われているが、実は個人的には特においしいと思えるお店もなく、外できしめん食べるぐらいならうどんの方がいい店たくさんあるよって感じ。しかしまさか地元以外でこんなにおいしいきしめんに出会えるとはねー。コシがあってもちもち。お値段は少々張りますがおすすめです。


小町小路(not小町通り)をてくてく歩き、鎌倉宮を目指す。その名のとおり、細い道沿いに閑静な住宅街が続く。由比ケ浜通りを歩いた時も感じたのだが、鎌倉はかつての別荘地なのか味わいのある大きなお宅が多い。どのお宅もお庭がきれい。
白梅と紅梅。

少しにぎやかな通りに出る。まつりはそろそろ終わりだろうか、はっぴを着た人たちがあちこちでたむろしている(若干血の気が多そうな)。


途中でで雑貨店「five from the ground」に立ち寄る。品揃えは本山のPLUS+、内装はMrs.Kitchenをよりシブくしたような印象。以前は甘味屋さんだった建物を活かしたいい雰囲気でした。男性もハマると思います。


そして鎌倉宮に到着。今回の旅で唯一訪れた寺社。

巨大なお獅子の頭は守り神だそうだ。実は鎌倉宮へ足を運んだのはこのミニチュアお守りが目当てでして。

境内は桜が見頃!忙しくて地元ではゆっくりお花見もできませんでしたが、ここで桜を堪能できて満足。かわいいカエルのイラストが描かれた「身代わり絵馬」なんてのも発見。キャラ満載(笑)?
ちょうど骨董市が行われている日だったが、時間も時間でそろそろ店じまいなムードでした。


さて、てくてくと若宮大通方面に戻り、大佛茶廊。ここも岡本さんの本を参考にして訪れた場所。*1作家・大佛次郎の別荘をIDEEの協力で修復したカフェ。土日のみの営業です。私たちはお庭の席を選びました(庭園席の方が座敷席よりも若干リーズナブルです)。

おいしいお抹茶とお菓子*2をいただきながら、手入れのされたお庭でほーっ・・・と一息。空を見上げるととんびがくるりと輪を描きぴーひょろろ。なんて贅沢な時だろう。実際はそんなに長い時間じゃなかったのに、慌ただしい毎日を送っていたので、久しぶりにゆったりした時を過ごした気がしました。
お茶の後に邸宅の中を見学しました。特にお手洗いが素晴らしかった!用を足す必要がなくても必見です。(つづく・次回ようやく最終回の予定)

*1:まるで岡本さんの足跡を辿る旅となってしまいました。裏テーマだったかも?しかし、どこもハズレなしでさすがだなあと感服したのでした。

*2:「美鈴」のもの。美鈴も岡本さんの本に登場。練りきりのお菓子って甘いだけで魅力を感じなかったのだけど、これはとてもおいしかった!ひょっとすると岡本さんのおっしゃるように『大佛茶廊でいただくからおいしい』ということもあるのかもしれない。