グレーの綿麻シャツジャケット(Mパターン研究所B0509)


 2年前ぐらいに購入したまま作ろう作ろうと思いつつ手をつけていなかったパターン。とりあえず試作品。布は大塚屋車道店で200円/mぐらい。グレーにカーキが少し混ざったような色。綿55%・麻45%なので少ししわが出る。ボタンは着古して処分したコートから取ったもの。
 使用布地のおすすめが「シャツ地ぐらいの厚さ」となっていたのをすっかり無視して中肉の布地を買ってしまい、若干不安だったが無事縫うことができました。テーラーカラーやあきのある袖口を縫うのは初めてでしたが、合印を合わせ説明書どおり縫っていったら出来た感じ。縫うというより組み立てる、このプラモデルのような感覚がMパターンの服を作る特徴かもしれません。説明書では身頃と袖を縫い合わせるときに袖にあらかじめイセを寄せるように書いてありましたが、面倒だったので直接ピンを打って縫い合わせたら一発でキレイに縫えました。我ながら腕を上げたなと(笑)。

 ネットの評判でこのパターンは「事務服っぽい」という意見をいくつか目にしていたので実は出来上がるまで不安でした。正面写真を見ると確かに事務服っぽいですね。ただ、選んだ布地と大き目のボタンのせいかどちらかというとワークっぽい仕上がりになったと思います。今回は試作なのでデフォルト通り作りましたが、やはり裾は丸くしたほうがよりジャケットらしくなるかも。

 総裏ではないので、脱いだときに見える後ろ中心だけロック始末ではなく折り伏せ縫いにしました。ロック糸が白と黒しかないんで…。背裏は以前シャツを作ったときの余り布。色が全く違うプリント布を使いました。同じものをポケット裏にも使ったのですが、端からちらりと見える。まああんまり気になりませんが。


※写真を撮るため着せているボディはサイズが全く違います。実家から不要になったものを譲り受けたため。母親が結婚前に洋裁学校へ行ってた時に手に入れたものだから、確実に30年以上前のもの。