09.9.30(wed)NARCO/スティーブジャクソン/中村健太@KD Japon

09.9.30(wed)@KD Japon タイニーバンパクvol.40[スティーブジャクソン / NARCO / 夕食 / 坂山めぐ太]

まだ見ぬ素敵な表現を探す旅路、タイニーバンパクもついに40回目に突入!毎回初ライブの新鮮さでのぞむアヴァンポップバンド"スティーブジャクソン"。攻めの姿勢を忘れないプログレッシブブラジルポップ"NARCO"。そしてスペシャルゲストとして、小山健太と坂巻めぐみによる宇宙から堕ちてくる唄とギター"坂山めぐ太"を迎えて、そして期待のニューカマー"夕食"も初登場!!

という顔ぶれのライヴだったのだが、入り口にあったイベント案内を見ると

あれ?中村健太?!?!
そう、9月20日の今池まつりが活動休止前のラストステージだと聞かされていた健太くんが出演するとな!訳を聞いてみると、前日に客としてハポンにライヴを観に来たら、モモジさんに明日出ない?と突然出演オファーされたそうだ(笑)。なんにせよ、休止前最後の弾き語りライヴを観に行けなかったので、これは嬉しい驚きでした。

  • 夕食

OTONOTANIチームのNくんがメンバーに入っていた。荒っぽい部分もありまだまだ原石な感もあるけど、センスと勘はさすがにめちゃいい!

  • NARCO


NARCOのライヴは観るたび新鮮な驚きをもらえます。先ほど惜しまれつつ解散した大好きなバンドguraを観ていた感触にも似ていて、私の中では名古屋勢で今いちばん応援したいバンド第1位なのです。
「攻めの姿勢を忘れない」とモモジさんが紹介文を書いていますがまさにその通り!本人たちはブラジル音楽に影響を受けていると言っていますが、そのイメージだけでは語り尽くせない魅力があります(ってブラジル音楽知ってる訳ではないですが…)。あと単純に見たことのない楽器が並んでいるステージの様子を観るだけでもおもしろい。絵になります。ドラム担当の中川さんが奏でるパンデイロ(タンバリンに似た形のブラジルの打楽器)の音色もとっても素敵です。*1
みなさんも機会があったら一度ライヴをご覧になることをおすすめします!


いつもの3人組ではなく、特別編成の4人で登場。ドラムの鈴木さんが欠席で、サポートドラマーとギターを入れたこの日の演奏。終始静か目。気持ちよい。脅威のバランス。それにしてもモモジさんの歌はほんと力強くなったなあ。

  • 中村健太


突然の出演、トリで登場。『ペットフレーバー』という脱力&短い歌で早速笑いを誘う。おそらく初見のお客さんも多かっただろうけど、人懐っこい独特の世界へ一気に引き込んでしまう魅力はさすが。久しぶりの健太くんの弾き語りは、以前にも増して歌もギターも力強くなっていた。
あっ、そういえば9月20日に書いていたこと一部訂正。健太くんはこれからお坊さんになるのではなく、既にお坊さんになっていたそうです。というわけでお坊さんになってから作ったという『役』という曲。「役」は役割の意、なのだが、「薬」の意にも取れてしまうような健太くんらしいユーモア!しかも「オシオもノリピも」なーんてアドリブまでかまし期せずしてタイムリーな歌となってしまったという(笑)。
アコーディオンガール』は高音が印象的なきれいなメロディ。そしてついに最後の曲、今池まつりでも演っていた『ありがとう』。うわ〜・・・グッとくるなあ・・・。


大きな拍手で終わり、かと思ったら、この時点でかなり遅い時間になっていたにも関わらず、お客さんは誰も帰らずアンコールを求める。うわーん!そしてアンコールに応えもう1曲、代表曲の『通り雨の後』。うれしかった。


終わってみれば、この日いちばん賑やかな音を出していたのはNARCOだった、というなんとも不思議なイベントでした。あーおなかいっぱい。

*1:これでもうちょっとヴォーカル2人が歌い込んでもらえれば完璧☆