黒白ストライプのノーカラーコート(Mパターン研究所J0335)




(裾にしわが寄ってる!コレ、撮影後アイロンかけたら直りました。写し直すのめんどくさいのでこのまま・・・(おい))


実家で紳士用のジャケット生地を発見し(何十年前のだ?という感じだけど)、これで職場用の春・秋のコートが作れるかもと思い立つ。いっしょにきれいなターコイズブルーの裏地も発見。表地が地味なのでこれぐらい鮮やかでもいいだろうと考える。


コートを作るのは初めて。コートは芯をたくさん貼らなきゃいけないなど大変そうなので易しく作れるものがよいが、形はシンプルすぎないものがいいなあとゼイタクな悩みを抱えつつさんざん迷っていたところ、Mパターンのコラムのコーナーで再販中のノーカラーコートを紹介していた。衿がなくうちあわせがダブルということであまりピンと来ていなかったのだが、紹介されているのを見てかわいいかも!しかも初心者向けのようだったので、これに決定。


表地がW幅で1.8mしかなく、しかも一部虫食いがあったので裁断できるかどうかヒジョーに心配であったが、後ろ裾見返しを中心ではいで、前見返しを天地逆にして(本当はマズいのかもしれないが)ぎりっぎりで全てのパーツを納めることに成功!良かった・・・。
芯はO塚屋でジャケット・コート用とお勧めされていたものを素直に購入。やはり芯貼りと伸び止めテープ貼りがちょっと大変。
しかしそれ以降は説明書どおりに丁寧に作っていけば非常にラクでした。まず総裏なのでロック始末が一切ないところがラク。パーツの数はすこし多いけれど、それぞれのパーツがあまり大きくないので縫いやすい。仕上がりの差が目立つ衿もないし。袖口の表地と裏地の縫い合わせのとき一瞬迷ったぐらいで、おそらく、台襟・カフス付きのシャツよりも縫うのは簡単だと思います(と言っても廃盤パターンなのでもう買えないんですけど)。
Mパターンに問い合わせたおすすめサイズのうち大きい方のサイズを買ったんですが、割とゆとりはありました。もう少しタイトでも良かったかも、と思いましたが、これよりもぶ厚い生地で中にも着込む冬用だとちょうど良いサイズになるかもしれない。


すこしレトロ感のあるコートが出来上がりました。短めの袖丈もかわいい。結局生地も裏地もボタン(以前着ていたコートのリサイクル品)もタダで、買ったのは芯と裄綿だけ。パターンは値が張ったが、じゅうぶん元が取れたと思います。満足。